2009年12月アーカイブ

米屑を中心に海外市況は一段高を思わせる展開。

国内の製品市況は一向に回復の兆しはあらわれませんが、

直近2009年末のスクラップ市況は国際相場が牽引しています。

継続的な輸出引き合い・発生量の減少により全面的に堅調推移。

2010年初頭は強気相場に転換するやもしれません。

以上、来年の期待をこめて。。。

 

 

鉄リサイクル工業会の勉強会に出てきました。

今回は「ジオエンジニアリング」について教えてもらいました。

 

ジオエンジニアリングとは、

温暖化を低減させる目的で、大規模に地球の気候システムへ意図的に介入すること

だそうです。

 

大きく分けて

温室効果ガスの大気中濃度を下げる技術(二酸化炭素補修技術)と

太陽放射を下げる技術(太陽放射制御技術)

の二つの方策をとるもののようです。

 

この用語が出てきた背景には、

てっとり早い温暖化の解決には、地球自身にメスを入れて外科手術を施すのが一番

との考えがあるようです。

 

中にはかなり荒っぽい外科手術も考えられていて、確かに温暖化防止には役立つよ

うな気がするものの、半端じゃない二次的な環境汚染を引き起しそうなものもあり

ました。^^;)

 

ジオエンジニアリングという言葉を聞いたのも初めてだったので、勉強になった一日

でした。

 

 

 

 

 

 

1月より

丸棒  48,000円  2000円下げ

H型鋼   63,000円 2000 円下げ

ホットコイル   55,000円  2000円下げ

厚板   61,000円  2000円下げ

 

国内需要の低迷と、円高による輸入鋼材の流入防止が狙いのようです。

 

鉄スクラップの市況は弱気様子見の気配が続いています。

建築需要回復の兆しがみられないことから、電炉各社は年末にかけて減産を強化。国内の需要は減少しています。既に一部の地域ではスクラップ相場は下げに転じています。

海外からの需要がスクラップ市況を底支えしていますが、11月後半からの韓国のスクラップ手配はここにきて一服。中国筋は円高を嫌って、米屑の調達にシフトしているようです。

 

 

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